The United Nations Office for Project Services (UNOPS)
パレスチナ人に対する基礎的サービス提供を通じた緊急ニーズ対応
UNOPSは、日本政府の補正予算から200万米ドル以上の拠出をいただき、パレスチナにおいて継続的に支援を実施しています。
本プロジェクトでは、パレスチナにおける人道的ニーズを踏まえて、緊急的に必要とされる医薬品を調達することで、東エルサレム地域の病院における医療サービスへのアクセス改善を支援しています。また、オーガスタ・ビクトリア病院の薬局を改修し、化学療法のためのスペースを整備しています。この支援により、年間約8,000人の患者さんが恩恵を受ける見込みです。
UNOPSはさらに、パレスチナ水道局に対する支援として、ヨルダン川西岸地区の385の地方自治体に対し、水道管や井戸の修理に必要な資機材や設備を調達しました。
本プロジェクトに関して、日本のパレスチナ関係担当大使であり、対パレスチナ日本政府代表事務所長を務められている中島洋一大使は、以下のとおり述べています。
「パレスチナ自治政府の深刻な財政危機が大いに懸念されている中で、日本がUNOPSとのパートナーシップを継続し、保健と水の分野でパレスチナ人のニーズを支援できることを嬉しく思います。」
「…東エルサレム地域の病院は、パレスチナ人にとって中核的なハブであり、ガザ地区とヨルダン川西岸地区からの患者を受け入れています。このプロジェクトによって、基礎的な医療サービスへのアクセスが改善されることを期待しています。」
UNOPSエルサレム事務所所長の小林徳光は、以下のとおり述べています。
「UNOPSは、パレスチナ人の医療と清潔な水へのアクセス向上を確保するために、緊急で必要な支援を提供していきます。」
「日本政府からの支援と、パレスチナ人の緊急ニーズに対応するための寛大な貢献に感謝します。このプロジェクトは、パレスチナにおけるUNOPSと日本政府との強いパートナーシップの上に成り立っています。」